「アスファルトとコンクリートの違いって何?」
普段から目にするアスファルトやコンクリートですが、その違いについて具体的に説明できる方は意外と少ないでしょう。
これから住宅を建てる方や駐車場を作る方は、両者の違いを理解しておくことで、適切な施工を行いやすくなります。
「でも、建築なんて難しくて分からない…」
という方の為に、この記事ではアスファルトとコンクリートの違いを徹底比較!
どこよりも分かりやすく解説します。
記事を読み終わる頃には、身近な人に説明できるくらい詳しくなっているはずです。
ぜひ最後までご覧ください。
Contents
アスファルトの特徴とメリット・デメリットは?
まずはアスファルトの特徴やメリット・デメリットについて見てみましょう。
特徴を知っておけば、施工をする際に適切な素材を選びやすくなります。
以下では特徴と用途について解説しますので、参考にしてみてください。
アスファルトの特徴
アスファルトは、柔軟性と低コストが特徴の舗装材で、主に道路や駐車場などで使用されます。
アスファルトは、石油由来の材料で、砂利や砂などと混ぜて使用します。
コンクリートに比べ柔らかいため、施工が簡単なうえに工期が短い点が魅力です。
また、施工コストも低いため、広範囲に舗装する場合はアスファルトが積極的に使われています。
多くの市街地や住宅街の道路、駐車場、歩道などではアスファルト舗装が一般的です。
特に、日本国内でも数多くの高速道路がアスファルトで舗装されており、交通量の多い場所でも使用されています。
温度変化に弱いというデメリットもありますが、短期間で広範囲に施工できるため、一般的な道路や駐車場でよく採用されています。
アスファルトのメリット・デメリット
アスファルトは、短期間で施工できる上にコストも低いため、道路舗装などで広く利用されていますが、耐久性に課題があります。
アスファルトの最大のメリットは、施工が迅速で費用が抑えられる点です。
また、柔軟性があり補修が容易なことも挙げられるでしょう。
一方で、耐久性はコンクリートに劣り、特に気温や使用頻度により経年劣化しやすいのがデメリットです。
一般道路や駐車場で広く使用されていますが、経年劣化が早く、定期的なメンテナンスが必要です。
また、温度変化に弱いため、夏場に柔らかくなりやすい一方、寒冷地ではひび割れが起こりやすいこともあります。
アスファルトは、初期コストや施工スピードで優れていますが、耐久性の面ではコンクリートに劣るため、使用環境に応じた選定が重要になるでしょう。
コンクリートの特徴とメリット・デメリットは?
次にコンクリートの特徴とメリット・デメリットについて見てみましょう。
身近な存在ですが、聞かれると意外に分からないものです。
アスファルトとコンクリートは全く別物なので、誤って使用すると安全性に問題が出る恐れもあるでしょう。
新築やリフォーム予定の方は、以下で解説する内容をぜひ押さえておいてください。
コンクリートの特徴
コンクリートは、強度が高い建築材料で耐久性に優れており、主に大型構造物に使用されます。
コンクリートはセメント、水、砂、砂利を混ぜ合わせた材料で、高い圧縮強度を持つため、耐久性の必要な場所で利用されています。
施工時は鉄筋と組み合わせるのが一般的です。
また、火災や腐食に強く、長期的に使用できるのも魅力と言えるでしょう。
コンクリートは高層ビルや橋梁、ダム、道路など、耐久性と強度が求められる場所で使用されます。
特に、高層ビルの基礎部分や高速道路の橋脚などでは、重量を支えるために非常に重要な役割を果たしています。
メンテナンスも最小限で済むため、数十年に渡って活用可能です。
コンクリートは、その強度と耐久性から、長期的に使用される大型の構造物に適しており、幅広い用途に利用されています。
コンクリートのメリット・デメリット
コンクリートは耐久性が高く、大型構造物に適していますが、初期コストや施工時間がかかるというデメリットがあります。
コンクリートは圧縮強度に優れ、気候や環境に強い素材です。
そのため、橋梁やビルなど、長期間にわたって高い耐久性を求められる場所で利用されます。
しかし、施工には時間がかかり、材料費や工事費も高くなりがちです。
また、引っ張る力に弱いため、鉄筋と組み合わせて使用されるのが一般的です。
倉庫など、高重量の車両や商品を置くのに適していますが、施工コストはかなり高くなります。
道路など広範囲な場所での施工には向かないでしょう。
コンクリートは耐久性と強度で優れている反面、コストや施工の手間がかかるため、用途に応じて慎重に選ばなければなりません。
アスファルトとコンクリートを比較
最後にアスファルトとコンクリートを比較してみましょう。
それぞれの特徴などは次の通りです。
アスファルト | コンクリート | |
特徴 | 柔軟性があり、補修がしやすい | 圧縮強度がたっかう、耐久性に優れている |
用途 | 道路・駐車場・歩道・滑走路など | 高層ビル・橋梁・ダム・駐車場など |
メリット | 施工が早く、費用が安い | 耐久性が高く、高重量にも耐える |
デメリット | 耐久性が低く、頻繁なメンテナンスが必要 | 施工時間が長く、初期コストが高い |
1㎡あたりの費用 | 約3,000~8,000円 | 約10,000円 |
アスファルトの施工費用に差があるのは、密粒や開粒など、様々な種類のアスファルトがあるためです。
コンクリートは費用が非常に高いですが、メンテナンスが少ないため、長期的に見るとコスパに優れている素材と言えるでしょう。
建築や改築をする際は、ぜひ上記の表を参考に適切な素材を選んでみてくださいね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
普段から目にすることが多いアスファルトやコンクリートですが、実は全く違う性質を持った素材であることが分かりましたね。
両者の違いを理解せずに施工してしまうと、思わぬ事故やトラブルが発生してしまう可能性があります。
「でも、建築のことなんてよく分からない…」
という方は、ぜひ我々にご相談ください。
建築に精通したスタッフが、あなたのお悩みにお応えします。